自転車と環境問題って近くて遠い
とあるところで自転車と環境の問題についてちょっとしたレポートを発表した。
自転車は環境に優しいのだ!とか自動車中心の道路、都市計画がよくない!とかどこかで聞いたような、受け売りを喋りまくって来たのだけれども、
○自転車にのる→道路走りにくい→自転車道作れ
○自転車にのる→車じゃま→車減らせ
っちゅうことを言いたくて環境問題を引き合いに出している自分に気がついた。
それはまあ悪いことでもない。でも本当に環境問題に関心があるって言うよりも、(自分にとって)環境問題が自転車好きの道具のひとつでしかないことに気がついてちょっと寂しくなっちゃいました。
まあ環境問題に取り組む角度は人それぞれだし、「環境意識のある人=善人」という図式も過去のものです。最近は「環境問題=ビジネスチャンス」だと捉えるひとが多くなりましたしね。
いろんな角度で物事にアタックできるというのは健全な社会の証拠です。
そんなこんなで気を取り直して環境問題勉強してるんですけど、自転車と結びつけようとすると以外と難しいんです。
各所で自転車がエコだスローライフだと言われるでしょう。しかし環境問題対策の秘策として自転車問題を扱っていると、運輸・交通の問題と都市問題になっちゃうのですよ。つまりさっきの三段論法じゃなないんですけど「自転車の問題=自動車の問題」なんですね。
参りますよこれは。自転車が好きで、そのためにも環境問題を勉強する。そしたらやっているのは自動車と都市の勉強だったなんて。いやはや。
ほんとに日本は自動車社会なんだと、改めて実感した次第です。
ラベル: 自転車