2006年9月29日金曜日

自転車のルール違反と交通ルールを守ること

東京新聞の「自転車も止まれ!」の記事は正鵠を射たもの。

自転車に乗っている人の多くは悪気なく道路交通法違反をするけれども、知らなかったでは許されません。不幸なことに、道路交通のルールを学ぶ機会がない人も多いです。

ちょっと古いですけど、警察庁の「平成16年実績評価計画書(PDF)」の40ページにある「表5 男女別運転免許保有者数の推移」に運転免許証の保有率が載っています。男女差はありますが16歳以上人口で、平均して7割程度の人は免許証を持っているようです。(年齢別資料ないかなあ)

と、言うことは、子供はともかくおよその大人は一通り交通ルールを知っているのですよね。
そしたら自転車の位置づけとか、歩行者の優位性とか一番大切なことは知っているはずなのですよね?

いやあ、知らないか。(涙)
十数年前の教習所を思い出しても歩行者は「ふらふらして危ないから注意するように」指導されましたが、歩行者が一番偉い、というか優位だとは教えてもらった記憶はありません。弱者優位の原則なんて聞いたこともないです。
おしえてくれてたかもしれませんが、あんまり教官自身の身に染みた言葉ではなかったのか、型通りの説明に終始していたようにおもいます。(明大前にあった「京王自動車学校」というところですが、今はなくなってしまいました。それなりに厳しいところで卒業生の事故率は比較的低かったようです。)

せめて道路標識の意味と、それを守らなくてはならないことが浸透すればだいぶ交通社会も変わります。
教習所の卒検もっと厳しくすればいいのに。自転車にのるのも免許制にしちゃって悪くないと思いますよ。

教習所の新しいビジネスチャンスになりそうですが、どうでしょう?子供業界は自動車業界にとって新規の開拓分野です。
どっかの教習所で「自転車安全走行教習」「子供向け安全交通教習」をお金とってやりませんか?警察庁から教習所に補助金を出すとか、難しいけどいろいろ方法はありそうです。

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