生ける花
突然ですが、僕はあまり生け花が好きではありません。
きれいですが、あれは Living Undead です。そうゾンビ。
植物はね、根から切られた時点で「死ぬ」んですよ。水を吸っている間は生きていますけど自分では生きられない存在。花瓶は言ってみれば生命維持装置です。
病院のお見舞いには切り花をあげるのがマナーですけど、僕なら鉢植えの方が嬉しいです。病室に根が生えちゃうなんて無粋なことは言いません。それよりも枯れた切り花をみる方が哀しいし、せっかくの気持ちのものを捨てなくちゃならないなんて気が滅入ります。
鉢植えだったら水をあげる楽しみもあるし、日に当てれば元気になるし、何より生き物です。育てる責任があって、草木もそれに答えてくれます。だから、ね。
生け花なんて、どんなにきれいだって言ってもあれは死体の寄せ集めなんです。お茶の世界で生ける花は「野の花のように」が基本だそうですが、だったらずっと野点やってろっつの。部屋の中でやるなら借景するなり鉢植えなり盆栽を置けばいいんです。哀れな死体を眺めて何の湯の精神もありません。
うちの庭のプランターには2歳と3ヶ月になるミニバラが咲いています。(写真は1歳半の頃)
2 Comments:
だから我が家には花瓶がないのか?。
すべて根のある花たちだもんね?。
確かに切ってしまえばいくら水を変えたとしても死は確実だからねー。
君らしい考え方だわ。うん。なんとなく。共感できます。
っが、いつか花瓶買って花生けてたらごめんちゃい。
そのときはまあそのときで。楽しみます。(笑)
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