2006年1月23日月曜日

センター試験のリスニング

自転車とも環境とも関係ないんですが、土日にセンター試験行ってきました。

いや、受験するんじゃなくて運営のお手伝い。
センター試験やる側は大変ですな。何しろちょっとでもミスや不平等があっちゃいけないわけですから、運営する人は相当気を遣います。遣うなんてもんじゃ
ないですよ。100%を期して、何重にもバックアップして、神社でお払いしてもらいかねない状態です。そこにリスニングテストなんてのが始まったもんだ
から、みんな大反対しますよね。
そりゃ無理もないです。もともとリスニングってのは会場設備に気を配るんです。放送だと座席位置やスピーカの位置、会場ごとの設備の差が出やすいのでデ
リケートな試験です。だから設備に依存しない方式をとったわけです。

しかし全員にICプレーヤを配ろうってんですからトラブルがないわけない。全国で50万台以上準備してやるんです。100%成功させるためにやります
が、まあ機械的に100%は無理ですよ。(センターはどこが作ったか言いませんがメモリースティックを使ってるんだからSONYでしょう。今時他にだれ
も使わねーよ。(笑))ま、どこであっても業者さん、儲け以上に相当なプレッシャーだったでしょう。センター試験はミスするとこぞってマスコミが取り上
げますから、どこも恥かきたくないし責任もとりたくない。みんな誰か他人がミスしてくれることを期待してます。会場の運営者はすごいピリピリしてまし
た。

実際終わってみれば全国で約450台のハードウェアトラブルがあったとのこと。皆さんこの数字どう思いますか?

新聞やらニュースは「トラブル続出!」「試験準備の不備!」とかき立てますが、考えてご覧なさいよ。450/500,000ですよ。故障率およそ
0.09%。大規模メーカのPCだってこんな低故障率ないですよ。しかも故障したらその場で対応できるように体制もつくってあるんですから。(対応ミス
もありましたけど、あれはいかんです。きちっとマニュアル読みましょう)

十分だと思うけどなあ。
おまえら0.1%を切る障害率で50万人を管理してみろっつの。無理だべ、普通。
「いや、医療機器の様に100%の信用が求められているものある。だからできるのだ」という意見もあるでしょうが、でも医療器機の場合使用するのは訓練
された看護士や医師ですからね。なにも知らない受験生がいきなり使う機器だもん。扱いも違うだろうし同じようには比較できません。
# 誰か医療機器の故障率知っているひといないかな。

大成功だと思いますよ、リスニングテスト。
みんなやりたくないだけじゃないの?