2006年1月15日日曜日

クラクション

久しぶりに、車にあおられました。
と、いっても「パン」とクラクションをひとつならされただけなんですが。

金曜日の夜、仕事帰りに山手通りを北上していたら、後ろから黒塗りのベンツが大きなクラクションを一発かまして来ました。どうやら「チャリどけ、車がきてるぞ」という意味のようです。
しばらくあおられたり、威嚇されることがなかったのでかなりビックリしました。車のクラクションは、騒音の中であっても、あるいは室内(車内)という密閉された環境の人であっても聞こえるように、かなりショックの強い音を出すように作られています。でなきゃ危ないんですが、自転車は体も耳も生身のままでさらしていますから、たった一発のクラクションでも相当こたえます。音が直接体に響くんですよね。

驚いて振り向くと、ベンツの後部座席に載っていた子供が窓から不思議なものをみつけたように、目をまん丸くしてこちらを凝視していました。僕を追い越すと一気に加速して遠ざかり、遠目に黄色くなりかけた信号に突っ込んで右折していくのが見えました。そのうち事故って死ぬな、ありゃ。
13日の金曜日の20時30分頃に、山手通りを北上して中目黒の手前で駒沢通りに右折していった黒いEクラスのベンツのあなた。子供を巻き添えにして事故る前にもう一度安全運転の基本を確認してください。


山手通りみたいな大通りを走っていると、どうしても車からのプレッシャーを受けざるを得ません。路駐がなければキープレフトできるので住み分けも容易なんですが、なかなかそうは行きません。停まっている車を避けながら走るとどうしても膨らんでしまうので、車からみれば邪魔ですからね。(路駐やめてくれればいいんですけど、それもなかなか...)自分も車を運転しているときは、正直言って車道の自転車が怖いです。

とはいえ、通勤などで自転車を活用する人も増えたせいか、営業車にあおられることが減りました。昔は、

1.タクシー
2.トラック/バン
3.軽トラ
4.バス

の順で代表的な危険車両が多かった(経験測)んですが、最近はいわゆる営業車ではなく自家用車の方が怖いです。仕事で運転する人はメッセンジャーや通勤、通学自転車と接する機会が増えたせいか、むしろ自転車への配慮を感じます。軽車両との共存に慣れてきたんではないかと思います。あまり頻繁に乗らない人は自転車をみてもどうしたらわからないのかもしれませんね。相変わらず「チャリは歩道を走れ」としか思っていないのでしょうから苛立つのも当然です。
ぼくもママチャリにはあんまり車道に出てきてほしくないですけど。

都内で快適に自転車にのるってのは大変ですねえ...。

ラベル:

2 Comments:

At 23:21, Anonymous 匿名 said...

心中お察しします。
私の経験では、自家用車の中でも外車に乗った方にクラクション愛用者が多いですね。
背伸びして買ったいいクルマですから、快適なドライブを楽しみたい気持ちはわかりますが、東京の道路はクルマにとって快適な場所ではないことにそろそろ気づくべきだと思います。
あと、外車は左ハンドルということもあって、自転車スレスレを追い越していく方も多いですね。自転車乗りにとっては脅威です。

 
At 00:09, Anonymous 匿名 said...

かなり前にタクシーに乗ったときに運転手さんに聞いた話ですが、特に高齢の歩行者・自転車を追い越すときはクラクションを鳴らさないそうです。
クラクションの音にびっくりして特に自転車の場合、転倒されると余計に危ないから、と言うことでした。
さすが、職業ドライバー。

 

コメントを投稿

<< Home